食育を考える

食育を考える・・食・しょく・ショック

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「人に良い」と書いて『食』と読ます日本語はすばらしいですね。でもニュースでご存知のように「外国製餃子問題」「料亭の使いまわし事件」など等、人に良いではなく、人に悪い事が行われています。判らなければいいやとか、自分さえ儲かれば良いんだと思う、その荒んだ心の世の中がたまりません。『食』をもっと身近に、健康に良いようになるべく農薬を使わないようにとか、『食育』といって子供からしっかりとした食教育をしていこうとか、スローフード運動が世界中で行われてきたのには最近の食事情がおかしくなってきたという事ですね。食に関する仕事をしている我々がまず立ち上がらなければなりませんね。

食育 1 日本人がなぜ長生きなんだ」

食育 1

いま欧米世界の食は、健康志向に傾いていて特に日本料理は体にいいと世界的な日本食ブームです。我々日本人は戦後、欧米食になってきて体格が良くなってきました。やっぱり肉料理は美味しいし体に良いんだな、といって沢山食べるようになって来ました。今の若い人は本来の日本食を見向きもしない人が増えたようです。でも農耕民族である日本人は肉よりも野菜、穀物類などが体に合っているようです。
海外の日本食ブームは「日本人がなぜ長生きなんだ」といろいろ調べた結果、日本食は健康に良い食べ物だと判ってきたのです。でも考えてください。いま長寿の方々は戦前戦中に日本の食卓文化で育って来た人たちです。欧米化された食文化に慣れ親しんだ若者はいまの長寿者よりも長生きできるのでしょうか。体格は良くなっても体力が無くなって来たのがいまの日本人なのかもしれませんね。

食育 2 人間の歯は32本

食育 2

それでは我々は何を食べればいいんでしょうかね。
答えは簡単です。貴方の口の中に答えがあります。
口の中には歯が並んでいますが人間の歯は、親知らずも含めて全部で32本あります。そのうち臼歯は大小合わせて20本、前歯は8本、犬歯は4本あります。これはどう言う事かというと臼歯は穀物や豆などすり潰す役目を持っています。前歯、つまり門歯とか切歯といって噛み切る役目があり植物性食品(海藻類も含めて)を噛み切る役目があります。つまり野菜や根菜類を噛み切る事ですね。犬歯は名前の通り動物性食物(魚類も含めて)を噛み切る役目があります。
つまり肉や魚を「1倍」食べるとしたら、その「2倍」の野菜を摂取「5倍」の穀物を食べるのが、人間としての理想的な食事のあり方ということです。この歯の配列は欧米人でも同じです。彼らも穀物類や野菜類の食生活を心がければ健康人になれるのです。あまり難しい事を考えずにバランスの良い日本の家庭料理が体にいいんですね。でも、穀物、野菜が体にいいからって肉をまったく食べないベジタリアンはお薦めできません。量を減らしてでも好きなものを食べるのがストレスのない食生活ですね。そーいえばウィーン料理には豆や野菜を使った料理が多いですね。

食育 3 柔らかい食べ物

食育 3

「まー、このお肉柔らかいわー」「このお料理柔らかくて美味しー」という言葉をよく聞きます。たしかに食べ物が柔らかくて美味しい事はいい事でしょう。でも待ってください、こんな食事がほんとに体にいいのでしょうか。前回もお話したように人間の歯は32本あって口の中にすっきりと収まっていますが最近良く耳にするのが「歯列矯正」です。乱くい歯に悩み歯医者にお世話になる人が多いようです。
歯並びが凸凹になっている乱くい歯の原因の1つは、進化の過程にあるそうです。人類は猿人とか呼ばれた古代では、頭が小さくてあごが大きく、あごに合う大きな歯だったそうで、進化するにつれ頭が大きくなり、あごが小さくなり、あごに合わない大きな歯を持ってしまったそうです。とくに黄色人種の頭は平べったく、歯の収まる空間が狭く、このため歯並びが凸凹になりやすいようです。このような状態ですから日ごろから硬いものを噛む習慣を持たないと歳を取るにつれて収まりが悪くなるようです。日ごろから硬いものを食べる工夫をしましょう。

食育 4 「歯固めの日」

食育 4

「歯固めの日」というのをご存知ですか?平安時代の頃から、元日と6月1日は「歯固めの日」と呼ばれ、硬いお餅を食べながら、みんなが健やかに暮らせるように家族の長寿と健康を祈る習慣がありました。平安時代の美人の条件は「おかめ」でした。下ぶくれは食べ物を良く噛んでいた証拠でしょうね。普段から歯の根を固めておくことは、長生きする大切な条件なんです、もし歯が痛くなったらどうします?昔は歯医者がいませんでしたから歯槽膿漏になったら死を待つばかりだったんですね。現代でも「歯周病菌」が原因で脳梗塞や心筋梗塞を引き起こし、死亡することがわかっています。
食べ物を噛まずに飲み込むと胃に負担がかかります。噛む行為は唾液の分泌も良くなり口内雑菌の清掃になります。現代人の咀嚼力は非常に弱くなってきてます、硬いものを食べ、よく噛んであごを強くする事が健康の第一歩です。オーストリアの料理ばかりではないですが現代日本料理よりも欧米は硬い料理が多いようです。

食育 5 油と脂

食育 5

「マグロは中トロよりも大トロが好き」「霜降りのヒレステーキが大好き」という御仁に限ってサーロインステーキの背脂は食べられないとか、バターは動物性油脂でカロリーが高いからマーガリンにしている、という話を良く聞きます。マグロのトロも霜降りも立派な脂です。脂身と赤みのバランスが良い状態が美味しいという事ですね。ただ単に脂身が嫌いというのではなく適度に使うと料理が美味しくなるのです。でも使い過ぎには気よつけましょう。あとマーガリンが体に悪いと知っていますか?北欧では発売禁止になっています、堂々と販売しているのは日本だけだそうです(全ての国の確認はしていません)。
それはなぜか!!マーガリンは水素化油脂が使われており、大量のトランス型脂肪酸が作られます。トランス型脂肪酸は動脈硬化の原因になり、心臓発作の増大を招くからです。アメリカでも、2004年1月から規制を始めています。米国神経学会で、トランス脂肪酸の取りすぎと「認知症」の発症確率の増加に関連あり、という論文も発表されたからです。ショートニングも同じです。こんな怖いマーガリン・ショートニングを日本はなぜ販売しているのでしょうね。
でもマーガリンが初めて作られた当時から水素化油脂で作られていたのでしょうか?マーガリンはナポレオン三世が代用バターとして募集したときに生まれたもの、この事は皆さんご存知の通りです。でもその当時の製法は『牛脂軟質油75%、オリーブ油5%、牛乳20%、牛の乳房から取った抽出物、少量』となっています。
今は簡単に作る事が出来る成分で作られています、困ったものです。

食育 6 あなたも「デブ」になります

食育 6

朗報です! 貴方も簡単に太る事が出来ます。
まずは朝食を抜きましょう。相撲取りがあんなに太っているのは朝食を食べないからなのです。
朝食は英語でBreakfast、これはBreakは破るfastは断食、つまり夜中は食事をしなくて断食中、それを止めるからBreakfastと言います。それをさらに断食を続けていると、体が飢餓状態になりますね。動物は飢餓状態になると次にいつ食べ物が食べられるか分からないので栄養を全て取り込んで身体を保護するわけです。
食べ物は噛んではいけません、流し込むように素早く沢山食べましょう。食べたらゆっくりと睡眠をとりましょう。間違っても運動をしてはいけません。噛まないで沢山食べるわけですから柔らかいジャンクフードがベストですね。塩分はたっぷり取りましょう、ラーメンの汁なんか最高ですね。塩分は体内の保水効果を促してくれますので水ぶくれになれます。動物性油脂や偏った食事は最高ですね。
如何ですか?これを守れば貴方も明日からデブになれます。間違いなく年金生活は送れないでしょう。
間違ってもこの逆の方法はとらないで下さい、健康になります。新しい研究ですと今までの食事量の40%を減らすと健康になってしまいます、昔から「腹八分目」と言いますが「腹六分目」にすると健康になるので止めましょう。

食育 7 咀嚼

食育 7

柔らかいものを食べつづけていると「認知症」になるそうです。
エ~!と驚いた方、大丈夫ですよ、柔らかいものを食べても「認知症」にはなりません。実はこれは咀嚼数の問題です。日本人は、弥生時代では一回の食事で約4000回も噛んで食事をしていました。これが鎌倉時代になると2500回に減り、江戸時代になると1500回になります。では現代では何回位かといいますと、たったの600回に減ってしまいます。弥生時代のたった6分の1ですよ。TV番組で「カレーライスは飲み物だ」と発言した○塚英彦タレントがいますがこれはもっての外ですね。噛む回数は食材の品質や調理法等も関ってくるのですが古代では穀物類も生や硬いご飯を食べていました、貴方は耳のすぐ横にある「コメカミ」はご存知ですか?
これはお米を噛んだ時にピクピク動く事から「米を噛む=米噛み=コメカミ」になったのです。昔の人は食事を良く噛んで食べたのでこの部分が良く動いたんですね。よく噛むと沢山の唾液が分泌されます。唾液の機能は抗菌作用、粘膜保護作用、再石灰化、ph緩衝作用、消化作用、自浄作用など人間に必要なものばかりです。
貴方は食事中に「コメカミ」が良く動きますか?
「コメカミ」が良く動く人は「認知症」にならないようです・・・・。

食育 8 「"昭和レトロ"が人と街を救う」

食育 8

6月15日号のウィーンからのニュース「アルツハイマー患者を簡単に連れ戻すアイデア」を覚えてお出でですか?
老人ホームの建物の前に偽のバスの停留所を作って、アルツハイマー患者はバスに乗れば我が家に帰れるとばかり、そのバス停でバスを待っている患者を看護士がたやすく見つけられるという報告です。
『TV東京』8月5日放送の「日経スペシャル ガイアの夜明け」で「"昭和レトロ"が人と街を救う」という特集を組んでおり、医療の現場でも"昭和レトロ"が活用され始めている、という報告です。高齢化に伴い、日本全国で認知症の方の数は年々増え続けていて、2005年には約170万人。今後益々増え続け、2025年には300万人を超すと予想されている。そのため認知症に対する効果的な治療法の確立が望まれているそうです、その解決の一つに、昭和の時代の懐かしい風景や道具を使って、記憶をよみがえらせ、認知症の治療に役立てる「回想法」という療法が、いま注目を浴び始めているということです。千葉県千葉市の総泉病院では病院の一角に、昔懐かしい駄菓子屋や、貸本屋など昭和のお店を作り、治療に役立てようとする治療法です。患者の子供時代にタイムスリップさせ、触って、感じて記憶を呼び戻そうとする新しい治療法ですがこのコーナーで何度も紹介している「認知症にならないため」の予防法として食事時には食べ物を良く噛む事だと書いてきました。
最近の食事は柔らかく噛まない料理が増えています。その予防法の一つとして「ガムを噛む」という方法は如何でしょうか。「ガムを噛む」という行為には"あご"の筋力とともに唾液の分泌が増え消化力が増え健康増進になるのではないでしょうか。
この事は私個人の推論であり医学的根拠はありません、「よく噛む」という行為は絶対に悪い事ではないと思うのですが・・・・・・。

食育 9 食事の順番

食育 9

ダイエットの成功は食事の食べ方にもあるようです。洋食で言うとオードブルに始まりメインディッシュ、デザートと続きますがこれは確かに食べ方としては理想ですが食事の30分前にデザートを食べてから食事をすると太らないというのですが・・・理由を聴くと納得できるようです。
よく女性は甘いものは別バラだといってよく召し上がられますが食後に甘いものを食べると満腹中枢が麻痺してまた食べられるようになるそうです。逆に甘いものを先に食べると満腹中枢が働いて次に食べる食べ物がセーブされるようです。
甘いものを食べた後、直ぐに食事をするのではなく30分前が理想だそうです。よく噛む事も大事ですが食事時間を長くする事でも満腹感を感じさせます。日本人の一回の食事時間は5分から10分だそうです。欧米人の1時間以上かけて食べる食事時間とだいぶかけ離れていますね。良く噛んで食べる事は大事です、時間をかけてゆっくりと。
まずは食事と食事の食べる間隔を少し空けてみたら如何ですか?
(慌てて食べるのではなくゆっくりとです)
実はもう一つ有るのですが、食事の前にガムを噛むと言う行為もダイエット効果が大きいそうですね。どういう事かというと、噛むと言う行為が脳に伝達されると、『咀嚼しているから今、食事をしていているな』と、脳が勘違いするそうです。何百万年も人類は、噛む=食べ物、という歴史が刻まれていて、ガムを噛む行為はたかだか数百年(?)位の行為ですから脳が勘違いするのもうなずける訳ですね。
毎回、『噛む』という言葉しか出てきませんが『噛む』という事がいかに大事か、あなたはどう思いますか。

食育 10 ナルシスト

食育 10

貴方の顔を鏡でじっくりと見た事はありますか?女性ならいざ知らず、ギリシャ神話に出てくるナルシストではありませんから男性がいつまでも鏡を見ていることは無いですよね。美男美女の条件の一つに顔のバランスがあるのですが食事の仕方一つで顔が歪んでしまうのです。
パソコンで顔の半分を反転させてモンタージュするのが一番分かりやすいのですが、別の方法は正面に撮られた写真の真中に鏡を置いて右側だけの顔と左側だけの顔が別人になっていませんか? もし左右違う顔が大きいほど顔がゆがんでいる証拠です。これは食事中、噛む癖がついています。右側だけで、または左側だけで食べ続けると顔が一定方向に固まってきます。これを直すには左右両方でよく噛む事です。今、歪みが分かった人はいつも噛まないほうでガムを噛みましょう。軽い歪みなら直ぐに直ります。
また体全体でも右利き、左利きがあります。これは食とは違いますが体全体のバランスよくすると食事も美味しくなります。
またガムが出てきましたね、私はガム会社の回し者ではありませんよ。

食育 11 旬の食べ物

食育 11

旬の食べ物をご存知ですか?
食べ物の旬とはその食べ物の最も味の良い時期をいい、人も数千年に渡り食べつづけてきました。戦後の高度成長期あたりまでは時期はずれの食べ物はあまり出回っていませんでした。最近では冷凍技術やハウス栽培の進歩により一年中食卓に並ぶようになりました。
「春には苦味のある食べ物を食べなさい」と言われますが、これは、冬が明け、春になってのぼせ、めまい、頭痛など、これからの一年の体調を整えるためなのです。
そのために苦味のある、ウド、フキノトウ、フキ、ハス、ヨモギ、セロリ、シソ、レタス、ホウレン草、ゴボウなど、苦味のある野菜を食べると、体を静めて体調が良くなるのです。果物にしても八朔やグレープフルーツなども苦味のある代表的な春のフルーツです。苦味成分とは、タンニン、アデニン、リモノイド、ナリンギン、ペプチドのことです。つまり、ご存知のポリフェノールのことですね。無理をして時期はずれの食べ物を食べても健康にはなれないのです。この冬が開けたら心機一転季節のものを食べるように心がけましょう。

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